Tシャツうさぎや日記

明日木曜日は、ドラマ「鹿男あをによし」の放映日だ。


今年のお正月に箱根駅伝を見ていて、CM中にザッピングしていたら、一挙再放送をしていた「のだめ」にはまってしまった。
テレビはお笑い番組以外はほとんど見ないので、「なんじゃこりゃ〜?!」と、世の中から1年くらい?遅れておったまげた。
千秋先輩が玉木宏であることも初めて知った。

その「のだめ」の千秋先輩のアップの後に、いきなり見なれた奈良の風景が現れた。
東大寺二月堂から大仏殿方向の映像だ。
そして春日大社の映像へゆったりと切り替わる。



いったい何が始まるのか？

新ドラマの出演者名のテロップに、千秋先輩である玉木宏の名前が出てくる。

最後に鹿の真正面からのアップ。



そんな謎のCMにまったく頭が混乱し、そのCM見たさに、録画した「のだめ」を５時間見続けた。

そして大きな期待と不安でドキドキしながら、1月17日の「鹿男あをによし」の第1回目の放送を見た。

「なんじゃこりゃ〜」

ますます謎は深まった。

ストーリーが謎だった。
千秋先輩の顔が「鹿男」として、だんだん鹿に似ていくのが謎だった。
鹿メイクなのか？
玉木宏は、大量の「千秋先輩ファン」をこの瞬間に失っても、悔いはないのか？
ヒロイン役?らしい綾瀬はるかは、もう純愛ドラマには戻る気はないのか？

別に玉木宏ファンでも綾瀬はるかファンでもない私は、
鹿男の謎に混乱したまま、深みにはまってしまった。





第3回目の放送が終わった頃、同じように鹿男にとらわれた夫が、なんと原作本を買ってきてしまった。
そして、謎に追い立てられるように、二人とも一気に読んでしまった。

すぐに読めてしまう・・しかし、面白い…。

そんなわけで、結末は知っている。

しかし、なんと、ドラマは脚本も演出も、原作とは少しちがうのだった。

なんと言っても、玉木宏は原作以上に鹿である。
そして、鹿女であるドラマの堀田イトちゃんは、鹿の化身にしか見えない。

原作本を読んで、ますますドラマから目が離せなくなってしまった。





先週の放送で、「目」が三角縁神獣鏡であることが明らかになった。
三角縁神獣鏡というのは、私はあまり見たことがない。
しかし、銅鏡の類いが好きで、海獣葡萄鏡などは見ているとワクワクする。
中国のものや日本の弥生時代のものが多いが、縄文式土器と同じように、眺めていたら身体が踊りたくなるような楽しさがある。

最終回まで今週と来週のあと2回。
この鏡がストーリーの鍵であることが、さらにドラマから目を離せない理由である。





東大寺は今日、お水取りのピークだ。
「お水取り」と呼ばれる修二会の行事は3月1日から2週間行われ、
観光客が見たい二月堂の「お松明」の行法もその期間毎日行われているが、
本来の「お水取り」の行法が行われる今日が、「お松明」の時間が長く
見物客で最も混む日である。

私はお水取りは見に行けなかったが、鹿男は二度見る。
一度目はテレビで、二度目は録画で。
二度見るドラマは、「時効警察」以来である。