2006年09月01日

儲からないネットショップの作り方〜本音の話〜

実をいうと,Tシャツうさぎやは,商売でやってるわけではないんです。
もちろん,Tシャツを仕入れてプリントしてお客さんに販売してるわけですから,売り買いをしてるということでは商売なんですけど,儲けるための商売じゃないんです。

「うさぎちゃんの部屋」の読者の方々はご存知ですが,そもそもTシャツうさぎやが始まったのは,「うさぎ」と牛(私)の遊びからでした。
もっとそもそもの始まりは,牛がうさぎちゃんと,波照間島の民宿たましろさんで初めて出逢ったときにさかのぼります。そのとき,牛はうさぎちゃんの絵のファンになりましたうさぎ

Tシャツを作り始めたのは,昨年。
「うさぎちゃんの絵をTシャツにプリントしてみたら面白そうだ」と,出来上がったTシャツを見るのを楽しむためだけに始め,たくさん作ったら友達にあげたりして,声を掛けていただいたり機会があれば路上やギャラリーで見てもらって,買ってもらって‥
そうやってるうちに,全部で100枚くらいのうさぎちゃんTシャツが,たくさんの方の手元に届くことになりました。
せっかく作ったのだからもらってあげよう,と言う人も,面白い絵だから気に入った,と言う人も,ここ行ったことある!これ知ってる!と言う人も。
皆さん,買ってくれて,もらってくれて,私達の遊びに付き合ってくださり,本当にありがとう。
今でも着ていただいている方も,プリントが下手くそではげちゃったよー,という方も,もう着つぶして雑巾にしちゃった,という方も,それぞれに袖を通してかわいがっていただけて,本当にうれしいです。プリントがはげちゃった方はごめんなさい。もしよろしければ交換しますので連絡くださいメール

昨年のTシャツシーズンが終わった時,皆さんからの色んな声が耳に残りました。
「もう少し小さいサイズがあったらいいのにな」
「この柄のはもう売り切れちゃったの?これがほしかったな‥」
「これの色違いがあるといいのにな」
「女性用の形はないの?」
その度に,すみませーん,これしか作ってないんですー…汗と謝っていたのですが,その度に,本当にすまない気持ちでおりました。

じゃあ,来年はどうしよう?と考えたとき,うさぎちゃんはちょっと疲れておりました。
Tシャツを買ってくれるのは,ほとんどがうさぎちゃんのお友達や知り合いの方々。
牛は遊び半分でしたけど,うさぎちゃんは,知り合いの方々から「もっと作って」と言われるたびに新たに作り,精算やら発送やら,実務は全部やってたわけです。
その合間に,タイマッサージの勉強に行ったり,旅行に行ったり,出稼ぎに行ったり‥。それで,遊びがいつの間にか,負担に変わってたんですね。
うさぎちゃんの人生は,日々旅人。
ならば,今年は,牛がTシャツやをうさぎちゃんの代わりにやってみよう。
そんな感じで,バトンタッチしました。

だから,今年は昨年の反省点を改めることを目標に。
サイズは,たくさん。
カラーバリエーションも,たくさん。
レディースの形も,多めに。
うさぎちゃんが自分で直接手渡ししたり郵送していたのとちがって,注文や発送はネットを介してやるしかないので,インターネットを窓口に。

そんなことを考えていたのですが,「ネットショップ」を本格的に開業するつもりなんて,毛ほどもありませんでした。
ただ,ホームページの「うさぎちゃんの部屋」の延長で,Tシャツやの窓口を今年も開ければいいな,と。
ところが,実際,具体的に販売の窓口をホームページに作ろうとすると,簡単に誰でもできちゃうんですが,いいかげんにやるわけにはいかないんですよね。
その辺の細かいことは,そのうち〜実務編〜で紹介しますね。

結局のところ,全然儲からなくて趣味の延長で開業しているにすぎないネットショップでも,通信販売法に基づく責任の観点からはきちんと「店主」ヅラをして社会的責任を担わなくちゃいけないし,インターネットの情報の渦の中では「ネットショップ」で括られちゃわざるを得ないっていう点は,なんだか悲しいとこなんですよね。
‥でも,儲からなくてもいいから,開業するために投資した定期預金分ぐらいは戻ってきて〜びっくり!!というのがホンネなんですけどね。


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Posted by モー at 15:20│Comments(0)Tシャツ屋
 
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